こんにちは。
院長の小澤です。
この間、子供の自転車の練習に付き合って公園に行っていたのですが、突然の雨に降られてびしょ濡れになってしまいました。でも、その代りこんなに立派な虹を見ることができましたよ(^O^)
こんなにはっきりと虹を見たのは初めてだったのでちょっと感動してしまいました。
そして、そのあと子供たちに「雨に降られて最悪ー。」とするか「虹を見られて幸せー。」とするか
、同じ体験をしたとしてもその価値は人のとらえ方によって違うんだよということを熱く語っておきました^_^;
「幸せとは自分の中にあるものなんだよ。」
まあ相手は9歳と6歳の子供なのでまだあんまり響かないでしょうけどね・・。
まあその話はおいておいて、今日はちょっとまじめな話を書きます。
時々、患者さまの中に「忙しいから痛いとこだけ、気になることだけ急いで治療したい」という方がいらっしゃいます。
患者さまにはそれぞれのニーズがありますので、(ホームページ上でも書いてありますように)それはそれで構わないのですが、ただ一つお伝えしなくてはならないことがあります。
それは、
保険治療にはルールというのがあって、(治療内容にもよりますが)決められた治療の流れに沿わないような内容のものは保険治療で認められないようになっているのです。たとえば「とりあえずここだけかぶせて治して、来月落ち着いたらまた歯石とりをしたい」といったことは基本的に不可能なのです。
・・・・・・3か月以上間があけばまた治療が可能になります。これは保険機関によって厳しく診査され、僕個人的には「患者さまがそう希望しているのだからしょうがないでしょ」と言いたいところなのですが、お国がそれは認めてくれないのです。
口腔内を診査し、歯石をとって清掃し、治療をし、その後の状態を確認し、歯茎が落ち着いたら型をとってかぶせる。これが一連の流れになっていて、患者さまのニーズに合わせて急いで端折って治療をするとその後何かトラブルが起こった時には対応できなくなってしまうのです。
時々他医院のクレームで「痛いといっているのに治療してくれなかった」という話を聞くことがあります。
これはたぶんその辺が絡んでるんだと思います。(病院側の説明不足も否めませんが・・。)
治療が必要な歯が1本だけで、他の歯にもまったく問題がなく、清掃状態も非常に良好で、特別問題が生じそうにない方であればとりあえずはそれでもかまいませんが、その他の歯にトラブルが生じる可能性がある方に関しましては、まず全体の状態を確認させていただいて、その部位だけの治療で問題が生じる可能性がどれぐらいあるかを判断させていただき、その説明を聞いた上で治療方針を決めていただけたらと思います。
最終的に治療方針を決めるのは患者さまです。
ただ保険治療のルールに関しましては一応ご理解いただければ幸いです。